先週より、南アフリカにおいて『アフリカ・ネーションズ・カップ(CAN)2013』が開催されている。
CANはアフリカのナショナルチームのチャンピオンを決める大会で、アフリカ諸国にとってワールドカップに次ぐ重要な大会である。CAN優勝国はコンフェデレーションカップへの出場権が与えられる。
2年に1回の開催で、昨年の2012年までは遇数年に開催されてきたが、今年の2013以降は奇数年開催に変更となった。つまり、幸運な事に、今年は、“2年連続”してCANを見られることになったのである。
昨年のCAN2012は、私にとって、アフリカ移住後の初のCANであったが、その盛り上がり方には圧倒させられた。チュニジア人はあらゆるカフェにて絶叫しながらテレビ観戦をしているし、アフリカ人の同僚達も、母国の試合の度に一喜一憂して母国のチームを見守っていた。夜間に行われていたゲームの時にはゴールが起きる度に、町中から、“ウオー”という音がこだまして響き渡り、引っ越したばかりの頃は、状況が理解できず、アパートから近所のカフェに何が起こっているのか聞きに行ったほどである。
昨年の『サンビアVSコートジボアール』の決勝戦は確か土曜日であった。アフリカ人の同僚が大会場を借り切って、試合(テレビ)観戦をしようとアレンジをしていたが突然キャンセルとなった。キャンセルの理由は未だに不明であるが、もし行われていたら、その熱狂ぶりはすざましかったであろう。まさか、両国の友人同士で怪我人が出ることを恐れてキャンセルしたのではないだろう。。
CAN2013は開催国の南アフリカと予選を通過した15ヶ国の計16ヶ国が競う。A~D各グループに分かれ、上位2チーム(計8チーム)が決勝トーナメントに進出することになる。優勝候補はザンビア、コートジボアール、ガーナであるという。
本日(1月27日(土))は、チュニジア人の友人たちとカフェで『チュニジアVSコートジボアール戦』を観戦したが、これはチュニジア人にとっては不本意な結果となった。コートジボアールに3対0で負けてしまったのである。ちなみにコートジボアールのFIFAランキングは14位、チュニジアは53位である。(ご参考までに日本は21位。)
中央はウサマ・タラギ選手 (カルタゴ国際空港にて) |
両者はグループDであるが、コートジボアールはトーゴ戦に続いて2勝目、チュニジアはアルジェリアには勝っているのでこれで1勝1敗である。チュニジアも残りのトーゴ戦で結果を残せば、十分決勝トーナメントに行く可能性がある。まだまだチュニジアには諦めて欲しくない。『Allez-y, Tunisie!!』。
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